1916
ソーレン・マッツの曽祖父リチャード・マッツは、デンマークのトゥールー島で生まれ育ち、そこで船大工として修業しました。そして、ニュステズに移住した後、1916年に設立されたナクスコウ造船会社で、社長に就任。何年にも渡り、優れた船舶を建造しました。そのうちの一隻が「デンマーク練習船」です。写真に写っている4本マストのスクーナー船、グリーンランド探検船ゲアトルズ・ラスク(1923年建造)は、1942年2月に連合軍の軍務中にノバスコシア沖で難破しました。造船所で建造されたその他の船は貿易船となり、遠くは上海やその他のアジアの港まで出航していきました。造船と高級家具の耐久性のある高級木工技術は、マッツ家に代々受け継がれていきました。